どう動くのか。

  • 2013.03.13 Wednesday
  • 23:53


最近読んだ本の話。

<作品>
「砂漠」 伊坂幸太郎

<おもしろいなと思ったシーン>
「たとえばね、手負いの鹿が目の前にいるとしますよね。

脚折れてるんですよ。で、腹を空かせたチーターが現れますよね。

襲われそうですよね。実際、この間観たテレビ番組でやってましたけどね、

その時にその場にいた女性アナウンサーが、

涙を浮かべてこう言ったんですよ。

『これが野生の厳しさですね。助けたいけれど、

それは野生のルールを破ることになっちゃいますから』なんてね」
「正しいじゃんか」と鳥井が言う。
「助けりゃいいんですよ、そんなの。

何様なんですか、野生の何を知ってるんですか。

言い訳ですよ言い訳。自分が襲われたら、

拳銃使ってでも、チーターを殺すくせに、鹿は見殺しですよ」



<感想>
おもしろいなって思い、声を出して笑いました。
彼の言い方がおかしくて。
「野生のルール」というのが弱肉強食を表しているとしたら、
人間は
チーターより道具を使える知恵があるので、

チーターより強いことになりますよね
実際には、その道具を発明する知恵は、

私自身にはありませんが。

しかしどうですか、

もし襲われているのが自分ではなくても、

人間の子供だったら、
そして自分が銃を持っていたら、

「助ける」のがその場にいる人間の行動ではないでしょうか。

だからなにが言いたいかというのが、

自分でもよくわからないんですけど。
「野生の何を知ってるんですか。」
というセリフに感動したんですけどね。

私が野生のなにを知っているというのだろうと。
自然の中で生きてもいないくせにねぇ。

 

お米

  • 2013.03.11 Monday
  • 20:04
 
お米の収穫の時期になると、カンボジアの農家の方、

収穫した精米
する前のお米を外にバーッと広げていますね。

それが自分の敷地だけでなく、道路にも広がっています。

カンボジア一番の主要道路である国道6号線沿いにも広げた米が並
んでいましてね、

日本でいう高速道路やバイパスのような場所ですよ。

カンボジアの方の車の運転は荒いじゃないですか。

6号線など毎日たくさんの車が高速で移動しているわけです。

「こんな風に道端に米広げてるのってすごいよね。車にふまれるでしょう?」

って旦那さんに聞いてみたわけです。するとね、

「ふまれないよ」

って言うんですよ。

「だってカンボジア人のドライバーってすごい運転荒いじゃん」

って言い返したらね、
こう言うわけです。

「だってお米大事でしょう!?誰もふまないよ!!」

なんだかすごく笑いがこみあげてきたんですけど、そいうところが好きです。

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