カンボジアのおばあちゃん
- 2009.01.27 Tuesday
- 13:06
旦那さんのおばあちゃんです。
おばあちゃんは85〜90歳ですがまだまだ元気です。
カンボジアはアジアの中でも1、2を争うほど平均寿命が低いらしいですが、
こんな風に元気なお年寄りもたくさんいます。
ちなみに年齢がはっきりしないのは本人にも正確な生年月日が分からないからです。
高齢のカンボジア人は自分の誕生日なんて知りません。
このおばあちゃん、海外や違う州はもちろん、自分の住む村からほとんど
外へでたことがないそうな。田舎の人はそんなものです。
おばあちゃんは私が遊びに行くと、とても喜んでくれていっぱい話しをしてくれるけど、
私とおばあちゃんとはなかなか言葉が通じません!
日本でもそうですが、お年寄りの話す言葉は若い人の言葉とは違うし、
耳が遠いので話すのが大変です。
おばあちゃん、当然のことながら生まれてから一度も「海」を見たことがありません。
カンボジアは海と接している国ですが、シェムリアップがあるのは海から離れた内陸部なので、
ほとんどの人(お年寄り)は生涯海を見ることはできないんじゃないでしょうか。
私の旦那も日本にきて初めて海を見ました。
ある時おばあちゃんに、「日本は周りが全部海に囲まれた国だよ」と言うと、
「海ってどんなん?」と聞かれたので、
「海はトンレサップ湖(カンボジアにある巨大な湖)よりも大きくて、
この家よりも大きな魚がいるよ」と言うと、
「そんなのいるわけないよ〜」
と、信じてもらえませんでした。
是非おばあちゃんにクジラを見せてみたいです。
旦那さんに、
「おばあちゃんを東京に連れて行ったらびっくりするだろうね」
と聞くと、
「多分死ぬんじゃないかな?」
と笑っていました。