あからさま。
- 2011.06.30 Thursday
- 14:47
映画、「アイロボット」を観ました。
テレビでやっていたのでなんとなく最後まで観てしまいました。
初めて最後まで観たんだけど、初めてという気がしないのは、
映画館で働いていた頃にオープニングと途中のシーンを何十回も観ていたからでしょう。
アイロボットと言えば思い出すことは一つです。
他の映画館がどうか分かりませんが、私が働いていた映画館は、
映画を上映中ずっとスクリーンを観察しているわけではありませんでした。
スクリーンが9つある、いわゆるシネマコンプレックス(複合映画館)だったので、
スクリーンをチェックするのは、オープニングと、上映中何十分に一回、といった感じでした。
オープニングは、スタートさせてからCMと、映画本編が始まってから、
「最初のセリフ」が出るまです。
字幕の場合、セリフの音と字幕があっているか、
字幕の文字に問題がないかをチェックするためです。
そこで、アイロボット。
今でもよく覚えています。
アイロボットは本編が始まって最初のセリフが出るまでが、ちょっと長いんですよ。
そんで第一声の字幕が、
「最高だね」
なんです。
毎日映写室で仕事をしていましたから、
「最高だね」
を何度聞いたことでしょう。
しばらくして、テレビにウィルスミスが出ていて、
「アイロボット」についてのインタビューを受けていたんです。
その中で、ウィルスミスがこんなことを言っていました。
「スポンサーの意向で’ある製品’を映画の中で褒めなきゃいけなくて、
それを自然にやるのが大変でした」
私にはすぐにわかりましたよ!それがなんのことか!!www
「アイロボット」のオープニング、第一声、
「最高だね」
そのセリフは、
自宅で身支度をしていたウィルスミス演じるスプーナーが、
自分の履いたコンバースのスニーカーを見つめながらの言う、
独り言なのです!!www
いくらスポンサーだからってあからさますぎないか!?
インタビュー聞きながら一人で笑いましたよ。
ウィルスミスも苦労するわけですよね。
しかも全然自然じゃなかったように思いますw
スポンサーの影響力ってすごいんだなぁ。
それ以来、なんとなくコンバースがイヤになってしまったのは何故でしょう?w